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戦略人事マネージャーの熱き志「医療の2040年問題に“人”の側面から向き合い、一緒に黎明の鐘を鳴らそう!」

今回は人事部マネージャーの佐田さんによる投稿です。
ぜひご覧ください。

佐田 雅弥プロフィール
慶應義塾大学法学部卒。新卒でトヨタ自動車株式会社に入社し人事領域で労務管理、新卒採用、海外(インドネシア)駐在、人材開発に従事。2019年からヘルスケアスタートアップ領域に転じ、トリプル・ダブリュー・ジャパン株式会社にて経営企画部長としてコーポレート業務を担当した後、2022年にファストドクター株式会社に入社。人事部の立ち上げ及び組織・人事企画業務を担当。


他流試合で勝てる人事人材になる

私は大学を卒業してからトヨタ自動車株式会社に入社し、約10年間人事領域で仕事をしてきました。

初めの4年半はシェアードサービス子会社に出向し、そこで本社の寮・社宅制度や通勤施策(約2万台の通勤車両による渋滞を緩和するための施策など)の企画〜運用、福利厚生設備投資の管理などに従事していました。その後、2年間インドネシア事業体に出向し、総務・人事全般を担当。新興国の社会と経済が加速度的に成長していくダイナミズムを全身で感じてきました。そして、日本に帰国後して3年間は、全社の人事異動・要員管理・人材開発の担当、若手〜ベテランの方々に最大限活躍していただくための企画業務を担当していました。

日々、尊敬できる上司や切磋琢磨できる先輩・同輩・後輩に恵まれ、業務も全社事業戦略と結節した人員配置と要員管理という役割を担っていました。そうした高揚感がある一方で、誰も口にはしないけれど、なんとなく「この会社に最適化されていく感覚」が頭のどこかに引っかかっていました。ちょうど社内では「自動車産業100年に一度の大変革期」「生きるか死ぬかの戦い」「他流試合で勝てる人材、会社の看板を背負わずに戦える人材になろう、プロフェッショナルになろう」といったことがキーワードとして発信されていた時期。私も人材育成の観点で、そういう人をいかに育成するか、を考える役割を一部担っていました。

「生きるか死ぬかの戦い」「他流試合で勝てる人材」と口で言うのは簡単ですが、当時の自分はそのような生存競争をしたこともなければ、そもそも他流試合で勝てる人材とはどういう人材なのか、全くイメージが湧いていませんでした。そんなロールモデルもいなかったのです。当時の私は人事・評価制度や福利厚生制度を1から作り上げたこともないし、採用も新卒採用の一部しか経験していない。日常労務管理はやってきたものの、緊迫する場面の場数は決して多くはない。労働組合との折衝も担当していたけれど、春の交渉(春闘)を担当したこともない…。あるときから「どうしたら他流試合で勝てる人材になれるのだろうか」「その未来は今の自分の延長線上に描けるだろうか」ということを考えていました。

企業の礎と成長する組織をつくるべくスタートアップへ

そうしたなかで「企業の礎と成長する組織をつくる人材になりたい」と、私はスタートアップでのキャリアを進めていこうと決めました。

そこから転職した前職のスタートアップでは、ファストドクターと同じくヘルスケア領域という規制産業のなかで戦っており、そこで私は経営企画という立場で事業を支える仕事をしていました。組織を支える人的側面からの取り組みやリスク管理だけでなく、地方自治体とのPoCや受託事業の機会を獲得したり、実際にPMとして企画、パートナーとの調整、実証実験、報告まで実施したりしてきました。前職での3年間は、スタートアップが市場を切り拓いていくために必要な凡事徹底と推進する力を徹底的に学び、血肉にしていくことのできた期間でした。

そうした私が3年間を振り返っていったとき、最初の会社を飛び出した2つのキーワードを思い出したのです。「生きるか死ぬかの戦い」には取り組むことができているし、スタートアップマインドは着実に醸成されていると感じる一方で、自分が人事人材として「他流試合に勝てる人材」になっているのかは、正直疑問が残りました。スタートアップにおける3年間は非常に重いです。自分はその期間中に人事パーソンとしての「“経験と実績”の拡張と深掘りがどれくらいできただろうか」と冷静に振り返ってみると、もう少しチャレンジングな環境に身を置いていきたいと考えたのでした。

自分が今のこの国のために力を尽くすことが、未来をつくる

転職活動では、さまざまな事業フェーズや規模の会社様から声をかけてもらい、実際にお話をさせていただきました。そのなかで私が今回の転職活動で求めていたのは、前職に引き続いて「事業の社会的意義の深さ」と「人事として自分がどれだけ組織の成長に貢献できるか」というポイントでした。

「社会的意義の深さ」という言葉を私なりに言い換えると、「産業報国の実現」です。この言葉を私が強く実感することになったのは、前々職で駐在していたインドネシア・ジャカルタでの経験でした。私がいた当時のインドネシアはまさに、初の庶民出身の大統領が誕生したり、急激な経済成長が進行する政治経済の踊り場にありました。そうしたなかで、私が携わった仕事の1つが国の労働政策に関する渉外。そして、その後の私の進路に大きく影響を与えたイシューの1つが、国民皆保険制度の導入であり、国の制度設計に経済界(なかでも外資系企業としての立場もあり)から提言を行いながら、国の制度設計に貢献していくというテーマでした。私はそこに携わるなかで、現地の政労使の3者(官僚・経済団体・労働団体)から「日本の社会保障制度の良い点と課題を教えてほしい。30年後には同じ未来がインドネシアにやってくる」とよく聞かされていました。その「30年後には同じ未来がやってくる」という言葉が、私は頭から離れませんでした。自分が今のこの国のヘルスケア領域のために力を尽くすことが日本だけでなく世界の未来をつくる、と思いましたし、そんな事業に携わりたいと考えるようになりました。

ファストドクターは実際に医療を提供する事業を営んでいます。少子高齢化の進む日本において、最適な医療サービスを提供することができれば、日本の未来だけでなく、医療を必要とする世界のニーズにも応えられるかもしれない、日本の今の医療ニーズや将来の医療課題に応えるだけでなく、新興国の将来にまで産業を通じて貢献したい。それがこの領域で、できることではないかと考えています。

「人事としての貢献」については、事業のフェーズについて真剣に考えました。私の人事としてのベースは大手メーカーでの人事企画と日常労務管理領域にあります。仕組み化が求められるシリーズB以降の事業フェーズであったり、労働集約的な事業モデルであるとマッチするのではないかと考えていました。そういった観点からファストドクターは急激な成長フェーズにあるなかで、マネジメントの形も経営者依存から仕組みに落とし込むことにチャレンジする時期でした。医療の現場を持っていることを強みにしながら、この国の将来に必要な医療DXを自ら推し進める存在であることも、大きな後押しになりました。私は、ファストドクターの4人の経営陣と話を重ねるなかで、現場へのリスペクトをベースにしながら、テックカンパニーの色を強くして医療DXを推し進めるというテーマに人事として携わることは非常に有意義なチャレンジングであると感じました。そして、組織のフェーズも急激に成長し仕組みで物事を進めていく段階で、そのための人事制度構築から自らも携わり、組織とエンドユーザーである患者さんに貢献できるのではないかと考えました。

そして何より自らが子どもを持つ親として「今の自分に必要なサービスであり、自らがその事業拡張に貢献したい」と選考を通じて感じられたことが、最大の後押しとなりました。

事業成長を“人”の側面から支える

ファストドクターの人事部は私が入社した段階で組織化した新しい組織です。

入社してからは人事制度構築に取り組み、入社前から経営で議論がされていた基本的な思想にキャッチアップしながら、評価・昇格のプロセスを整備して、人の活躍とフィードバックのPDCAを回すところから取り組んでいます。また、ファストドクターは多くのアルバイトスタッフの方々に支えられて成立しているサービスです。そうした方々にとって安心して働けて、将来を描くことができる仕組みづくりなどにも着手しています。

急激に成長する組織において、経営陣から一人ひとりのメンバーに至るまで、全員が頭の中身をアップデートして、強い組織になっていくために人事として提供できることは、山ほどあると思っています。人に関する感度が圧倒的に高い組織であれば、最終的にサービスを受け取る一人ひとりの患者さんにも良い体験を提供することができるでしょう。ファストドクターのファンを加速度的に増やしていけると思っています。事業成長の礎は人によって作られると思っているので、そこにはこだわっていきたいと考えています。

また、私個人としては「人事部を定義する」ところから着手しています。私がファストドクターの人事部に根付かせていきたいと考えていることは3点あります。

①人事は文化の体現者であり、会社の良心であること

急激な成長フェーズにあるファストドクターの企業文化をつくるのは、一人ひとりの社員であり、全員の当事者意識が不可欠だと思っています。そうしたなかで、人事人材はその文化の圧倒的な体現者でありたい、会社の良心でありたいと思っています。

②データに基づいた仮説立案と現地現物主義に基づく検証と実行

現場を大切にし、現場の困りごとの解決に貢献することを大前提として、バランス感覚を持った組織にしたいと思っています。現場主義ではあるけれど、視座は経営に近い高さを持つようにしていきたいです。さらに言えば、現場主義を視座の低さの免罪符にしない組織を作っていきたいです。現場の困りごとや課題をデータや数値に可視化して、その確らしさを現地現物で把握・理解し、当事者として問題解決を図る。そんな存在でありたいと思っています。

③人間性を尊重した経営の実現支援

ファストドクターの可能性を信じて、加わっていただいた一人ひとりの社員に対して、最良の従業員体験を届けていきたいです。一方で、私たちは組織で成果を上げることで成り立っています。一人ひとりの内発的な貢献意欲や前向きなチャレンジ精神といった人間性を、後押しできる存在でありたいと思っています。

ファストドクターで一緒に黎明の鐘を鳴らしましょう

ファストドクターは、直近の1年間で3倍の組織規模に急激に成長しています。そして、医療現場のDXを通じて日本医療を支えるインフラとして、成長していくために解決すべき人事課題も今後はより求められる視座が高くなります。同時にイシューの粒度も細かくなっていきます。組織としても高い視座を備えながら、一人ひとりの患者さんはもちろん、一人ひとりの社員にとって良い時間を使える組織にしていくことが人事部の役目になります。テックスタートアップ的な要素と伝統的な労働集約的な要素の両面に対応できる柔軟性とバランスを生かして、人事としての実力を身につけるにはもってこいの環境であると思います。

2040年問題を乗り越える日本の医療の担い手として、「自らが黎明の鐘を鳴らす」という高い志と戦略的思考を持って、リアルビジネスの成長に貢献できる組織を作りましょう!

まずはカジュアルにお話しするところから、ぜひお声がけいただけると嬉しいです!


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